著作権上の問題はないが...
つまり、予備校講師や受験生の間でも「引き写し」は半ば常識になっていたというわけだ。報道は事実なのか。J-CASTニュースが沖縄県教委に取材したものの、担当者は「ただ今、事実確認中です。今はそれしか申し上げられません」としか語らなかった。
教員採用試験と市販問題集の類似点を指摘する報道は今回が初めてのようで、事実とすれば、英語以外の教科ではなかったのかや、どれくらいの期間、おなじようなことが行われていたかが、今後の焦点になってくるだろう。
沖縄タイムスの報道をうけ、ツイッターには
「いい加減な採用試験」
「こんなことあるんだ」
「信じられない」
と怒りの声が上がっている。
ただ、著作権法第36条には「入学試験その他人の学識技能に関する試験又は検定の目的上必要と認められる限度」であれば著作物を複製・公衆送信できる、とあり、「引き写し」は法的に問題ないとも言えそうだ。それで試験の意味があるのかどうかは、また別問題だが・・・。