2016年8月23日、東京・有楽町にある日本外国特派員協会で、民進党代表代行の蓮舫氏(48)が、9月7日に行われる民進党としては初となる代表選への意気込みを語った。
「対案のある政党」と「人への投資」をキーワードに、スピーチと質疑応答をそれぞれ30分ずつ行った。
社会保障と教育を重視
蓮舫氏はスピーチの冒頭で、
「民進党には多様な人材が居ます。そして政策もあります。残念ながら無いのは、信頼です」
と述べ、民進党がしっかりと対案がある政党だと強調。自らが代表となることで、「批判しかしていない」という党のイメージを変え、時間をかけてでも信頼を取り戻し、今回の代表選を政権選択や2大政党の始まりとしたいと語った。
また、アベノミクスに関して「素晴らしいと思います。我々が出来ないことを全部やりました」と一定の理解を示しつつも、「この時代には通じなかった」とその成果については批判した。
アベノミクスとの対比として、自身の政策のキーワードは人への投資であり、社会保障と教育を重視していることを強調した。
同代表選に立候補表明したのは、これまでのところ蓮舫氏だけだが、前原誠司元外相の立候補を模索する動きにも注目が集まっている。