強姦致傷容疑で逮捕された俳優の高畑裕太容疑者(22)は以前、母親で女優の高畑淳子さんと「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に親子出演した際、司会の黒柳徹子さんと、「飲酒」にまつわる気になる会話を交わしていた。
今回、2016年8月23日の裕太容疑者逮捕に関する複数報道によると、犯行現場の宿泊先ホテルに移動する前、裕太容疑者はスタッフと酒を飲んでいたという。
「飲んだくれた後に、酷い事になんなきゃね」
裕太容疑者は、8月22日に映画撮影スタッフと飲酒後、23日未明に宿泊先の前橋市内のホテル客室で40代の従業員女性の手足を押さえつけて強姦し、指に打撲などのけがを負わせた疑いが持たれている。複数報道によると、「女性を見て、欲求を抑えられなかった」と供述したという。
裕太容疑者と淳子さんはどんな親子だったのか。淳子さんは2度の離婚歴があり、裕太容疑者は淳子さんが引き取り育てた。そんな2人は16年1月11日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」に出演していた。
「徹子の部屋」では序盤、体が弱かった裕太容疑者を献身的に育ててきたことが語られた。裕太容疑者は母親について、仕事が終わって帰宅すると疲れ果て「死にかけの状態」で家事をしていた様子が印象的だったと語った。地方公演にも付いて行き、公演のない朝の時間帯は遊んでもらっていたという。芸能界に進んだのは高校卒業の頃に、二世タレントが活躍して居るのを見たから。もともと母親のやっている俳優という仕事は理解できないものだったが、
「巷で二世タレントが流行っていて、お金を稼いで食いつないでいけるのではないか」
と、裕太容疑者はきっかけを語った。「まれ」の出演が決まった後は、2人でセリフの練習をし、母のあまりの上手さに嫉妬したという。そして今、自分が俳優という道を歩くきっかけを作ってくれた母親に強い感謝の念を持っていて、
「役者として、母親として世界一尊敬しています」
と繰り返した。しかし、番組の最後には、今回の事件との関連も含め、気になるやり取りが黒柳さんと裕太容疑者の間であった。黒柳さんが、
「(長男は)飲んだくれたりはしないの?」
と聞くと、淳子さんが、
「凄くしています」
と答えた。裕太容疑者は、
「もう終わるから、終わるから。それ最後まで言わないでほしい」
と狼狽した様子をみせた。黒柳さんは、
「その後(飲んだくれた後)に、酷い事になんなきゃね」
そう話して番組は終了した。
「共演者をすぐに好きになっちゃうんです」
また、裕太容疑者は、女性に対する態度についても、過去のテレビ番組で語っていた。15年11月23日放送の日本テレビ系トーク番組「 しゃべくり007 」に出演した裕太容疑者は、
「共演者をすぐに好きになっちゃうんです」
などと打ち明け、「まれ」のヒロインだった清水富美加さんの名前を挙げた。実際に告白してフラれた女優もいたそうだが、その名前は言わなかった。