「本人たちが楽しんでるなら何の問題もない」
しかし、一方では、
「障害者はパーフェクトヒューマンじゃないて言っちゃうほうが差別意識バリバリ」(原文のママ)
「本人たちがそれを楽しんで踊るなら別に何の問題もない」
といった番組攻撃に対する批判も出るなど、まとめサイトは大論争の場と化している。
23日放送の情報番組「ZIP!」(日テレ系)に出演したオリエンタルラジオの2人は、全国各地のファンを中継でつないでみんな一緒にパーフェクトヒューマンを踊る、と企画趣旨を説明したものの、ダウン症の女児については一切触れなかった。
今回で39回目となる日テレの24時間テレビをめぐっては、「障害者と感動を売り物にしている」などの批判がネットで流され続けてきた。今年は、NHKが「24時間テレビ」の裏番組であるEテレ「バリバラ」で「障害者を描くのに感動は必須か?」といったテーマの特集を放送することもあり、同じ時間帯での「対決」も含めて大きな話題になっている。今回のオリラジとダウン症児の共演は、そうした話題にさらに火をつけたかっこうだ。
ダウン症は特定の染色体の数が多いことによって生じる病気で、知的障害もあるが、普通に日常生活を送っている人も多い。今回の騒動について、ダウン症患者とその家族、支援者らで作る「公益財団法人 日本ダウン症協会」の担当者は22日のJ-CASTニュースの取材に対し、
「実際の番組を見たわけではないので、コメントのしようがありません」
と答えている。
日テレには、J-CASTニュースが22日夕方から23日にかけて、この企画の意図や趣旨を取材しようと、10回以上問い合わせているが、23日16時現在まで、
「広報担当者がすべて出払っている」
との回答しか返ってこなかった。