「パニック状態を防ぐため、アナウンスしなかった」
8月22日夕現在、犯人は分かっていないが、テレビなどで流された被害者らの話によると、不審な男がいたという情報のほか、子供ではないかという目撃談もあった。
14時からの波で6人の被害が出た後、東京サマーランドでは、15時以降の波を中止したほか、警察が15時過ぎから東京サマーランドの出口で手荷物検査を始めた。男性客に絞って刃物などを持っていないかチェックしたが、なぜ男性客だけなのかは分からないという。
その後も事件のアナウンスはせず、プールの営業を継続していた。企画宣伝部の担当者は
「『不審者がいます』などとアナウンスすると、お客さまがパニック状態になる可能性があります。警察と協議した結果、アナウンスは控えることにしました。波がなくなれば人出が減りますので、徐々に減らして、営業を早めに終えることにしたということです」
と説明する。
ただ、プールの営業を終了したのは、通常より30分早いだけの19時だ。この点についても、終了を早くしすぎるとパニックになると考えたからだと言っている。
サマーランドでは、痴漢被害も見られるため、警視庁福生署がシーズン前、波の出る時間帯でのコバルトビーチ入場制限を申し入れていた。それでも制限しなかった理由については、「楽しみに来ておられるお客さまのご迷惑にもなりますので、警備を強化したり、防犯カメラを設置したりすることで対応しました」としている。
休園はいつまで続くのか。ホームページ上には説明はない。