東京五輪プレゼン ネットで好評「もう一つの理由」

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開会式「総合演出家」は未発表

   閉会式でのパフォーマンスは日本のネットユーザーにもおおむね受け入れられたようだ。放送直後からネット上では、

「まさにクールジャパンでとてもよかった!」
「日本の文化は世界に発信できる素晴らしい誇りだなぁと実感」
「制作に関わってる方々の豪華さよ...!」
「ダサい出来になるのかもなんて思ってた自分、謝ります」

といった絶賛コメントが相次いだ。

   セレモニー全体のクリエイティブ・スーパーバイザーを務めたのは、日本の代表的クリエイティブ・ディレクターである佐々木宏さんと、歌手の椎名林檎さんだ。椎名さんは音楽監督も務めた。また、総合演出・演舞振付には「Perfume」「BABYMETAL」の振付でもおなじみのMIKIKOさんが、クリエイティブ・ディレクターにはテクノロジーとメディア表現の分野で活躍する菅野薫さんが名を連ねた。

   東京五輪の開催が決定して以降、ネット上では開会式・閉会式の人選や演出をめぐってネガティブな意見が飛び交っていた。特に音楽に関しては「AKB48」「ジャニーズ」「EXILE」の3大勢力を中心に起用されるのではないか...との見方も広がり、これに反発する声がネット上では目立っていた。

   だが今回BGMとして流れた音楽は、椎名さん作曲の「ちちんぷいぷい」「望遠鏡の外の景色」や、「Perfume」「きゃりーぱみゅぱみゅ」のプロデュースで知られる中田ヤスタカさんの「1620」、ピアニストH ZETT Mさん作曲の「Neo Japanesque」などで、モダンな東京を印象付けた。

   そのため「AKBだのジャニーズだのが使われるとか危惧してたけど安心した」「EXILE系とかAKBとかジャニーズとか居なくてほんっとにほんっとにホッとしてる」「東京オリンピック開会式も椎名林檎さんでお願いしますッ!!!」といった声と同時に、4年後に期待を込めるコメントがいくつも投稿された。

   ただ、椎名さんら4人はあくまでリオでの閉会式における「フラッグハンドオーバーセレモニー」のためのメンバーだ。東京五輪の開会式・閉会式は別であり、総合演出家をはじめとするメンバーは未だ発表されていない。

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