リオ五輪陸上の男子マラソンで、カンボジア代表として出場したタレントの猫ひろし選手(本名・滝崎邦明、39)が、139位で完走を果たした。2016年8月21日(現地時間)のレースでは15人が棄権し、ゴールできた選手の最下位から2番目だった。
猫選手はオリンピックに出場するため11年にカンボジア国籍を取得し、12年のロンドン五輪代表に内定したものの、その後、国籍を取得してから間もないという理由から内定取り消しとなり、出場できなかった。以降もトレーニングを続け、今回の初出場となった。
記録は2時間45分55秒(速報値)で、トップから37分余り遅れ、自己ベストからも15分以上遅れたが、持ち芸の「ニャー」をしながらゴールを決め、スタンドの観客にカンボジアコールをするよう、煽っていた。インタビューに対し、最後はきつかったが絶対に歩かないよう頑張った、などとし、
「カンボジアの人も日本の人も、ブラジルの人も応援してくれて感謝している」
と述べていた。