高須クリニックの高須克弥院長が、日本時間2016年8月21日にツイッターとブログを更新し、リオデジャネイロ五輪で銅メダルを獲得したサッカーのナイジェリア代表選手に、1人1万ドル(約100万円)の「ボーナス」を手渡したと発表した。
同チームは、移動費や滞在費、給料の未払いにより準々決勝の参加ボイコットを検討していた。そのことを知った高須院長がスポンサーとなることを提案し、試合は無事に行われた。支援金とボーナス合計で39万ドルが手渡された。
「金の使い方がカッコいい!」
この支援に関して、ナイジェリア国内のツイッターユーザーからは称賛のメッセージが多数送られた。
「ドクター高須を称えるために、大統領には彼をぜひナイジェリアに招待してもらいたい」
「日本語で伝えられないのが残念だけど、本当にありがとう!」
「ナイジェリアのスポーツ大臣になってくれませんか?」
「本物のスポーツ大臣はあなたですよ。本気で検討してみてください」
また、現在の為替レートで4000万円近い額を支援するという決断の早さと、フットワークの軽さも注目されており、
「高須院長、決断も早いけどすげーフットワークだ!!!」
「高須 先生、金の使い方がカッコいいし、行動早い!!」
「凄いです(^○^)先生の実行力には、みんな脱帽ですm(__)m」
といったコメントがツイッターやブログに寄せられている。
8月12日、ナイジェリア代表が金銭的な問題により試合をあきらめる可能性があると報じられると、高須院長はすぐさま反応。「僕がサポーターとして全部金銭的な面倒みるから頑張ってほしい。メダルとったらさらにボーナスだす」とツイートし、支援を表明した。
現地に飛び、手渡しする
その後、関係者や大使館と連絡を取り、支援金を届ける方法を模索。オリンピック期間中に確実に渡すためにも、現地で手渡しすることを決めた。
20日には会場に足を運び、ナイジェリアとホンジュラスの3位決定戦を観戦。試合の様子を逐一ツイッターで実況して楽しみ、ナイジェリアが銅メダルを獲得する瞬間を見届けた。また、このメダルはナイジェリアにとって今大会初のメダルとなった。
高須院長は、国内外を問わず、様々な地域、人を対象に寄付をすることで知られている。国内では、震災などの被災地の負傷者の手当てを1年間無償にし、2016年4月の熊本地震でもヘリコプターによる被災地への物資輸送を行っていた。