レスリング・吉田の号泣にミッツが「異論」 「しらけちゃって、一粒も涙が出なかった」

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   リオデジャネイロ五輪のレスリング53キロ級決勝戦で敗れ、惜しくもオリンピック4連覇に届かなかった吉田沙保里選手。試合後のインタビューでは号泣しながら、「ごめんなさい」を繰り返した。

   試合の行方を見守っていた多くの人々から「自分を責めて苦しまないでほしい」「胸をはって帰ってきてほしい」と温かい言葉が寄せられた。そんな中、テレビ番組のあるコメンテーターが言い放った「しらけちゃって、一粒も涙が出なかった」という「辛口」コメントが、話題を集めている。

  • この号泣に「異議あり」(写真:Enrico Calderoni/アフロスポーツ)
    この号泣に「異議あり」(写真:Enrico Calderoni/アフロスポーツ)
  • この号泣に「異議あり」(写真:Enrico Calderoni/アフロスポーツ)

中尾ミエは「もう涙は似合わないし、見せて欲しくない」

   「しらける」発言が飛び出したのは、2016年8月19日放送の情報番組「5時に夢中!」(TOKYO MX)。

   番組中で吉田選手の試合映像が流れると、まず、キャスターのふかわりょうさんが「(「ごめんなさい」という)言葉の裏にはいろんな思いが...」と吉田選手の心情を察するように語った。

   しかし、これに対し、コメンテーターでタレントのミッツ・マングローブさんが「ふかわさんって心の綺麗な方なのね」と返し、「しらけちゃって、一粒も涙が出なかった」と振り返った。ただ、「しらけた」詳しい理由について、ミッツさんは明かしていない。

   また、番組で共演した歌手・女優の中尾ミエさんも「やることはすべてやったんだし。本当に悔しいと思うなら、まだやればいいし、もう無理と思ったら潔くやめればいいんだし」「もう涙は似合わないし、見せて欲しくない」とやや「辛口」に、さばさばと語った。

   吉田選手の号泣インタビューに関しては、ツイッター上で

「よくやった、お疲れ様」
「自分を責めて苦しまないでほしい」
「胸をはって帰ってきてほしい」

といった好意的な声が多く、ミッツさんの「しらける」発言には

「ちょっと違うんじゃないか」
「シラケたコメント」

などと疑問の声が寄せられている。

(8月20日23時追記)

   ミッツさんは20日、「ひねくれ者の失態です」と題してブログを更新。

「これは、非難されてしかるべき発言だと思います。申し訳ありませんでした。誤解を生む・生まないとか、真意として、何に対して『シラけた』かを弁解する以前に、表現が稚拙で、無粋で、失礼です」

などと発言を陳謝している。

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