ブロッコリー本体より新芽のスプラウトに効果に
スルフォラファンは、以前から血糖値を下げる働きがあるため、糖尿病や心臓病予防に効果があるとされてきたが、最近、次のような健康効果の研究が相次いで発表されている(カッコ内は研究機関)。
(1)脂肪肝と肝臓がんの予防効果(米イリノイ大学)
(2)自閉症の行動やコミュニケーション力の改善効果(米ハーバード大学)
(3)花粉症の改善効果(東京理科大学)
(4)ピロリ菌を抑え胃がん予防効果(筑波大学・東京理科大学)
(5)いわゆる顔のがん「頭頚部がん」の予防効果(米ピッツバーグ大学)
スルフォラファンは、ブロッコリー本体より、新芽であるカイワレ大根に似た形のブロッコリースプラウトに「親」より20倍多く含まれている。もちろん、「親」のブロッコリーにも「葉酸」「ビタミンC」など体にいいものがギッシリ詰まっているので、合わせて食べるのがいいようだ。