「スポーツ実況じゃなく、感動押し売りバラエティ」
こうした実況に、吉田選手の試合を楽しみにしていたネットユーザーの一部からは、「実況がひどすぎる」と激しい批判が集まることになった。ツイッターなどには、
「お前は吉田の気持ちを代弁しなくていい、実況だけしてろ」
「スポーツ実況じゃなく演歌の花道聞いてるみたいだ。マジでやめてくれ」
「これはスポーツ実況じゃなく、感動押し売りバラエティかしら?」
といった怒りの声が殺到。なかには、「レスリング史上最悪の実況かもしれません」と手厳しい言葉を送るユーザーも出ていた。
河村アナは、入社25年のベテランで、主にスポーツ中継を担当。プロ野球・巨人戦や箱根駅伝の実況も任されており、同局の「看板アナ」の1人として知られる。
これまでも、その「アクの強い」実況スタイルが野球や駅伝ファンの間で賛否を呼んでいた。今回、国民的関心を集めた吉田選手の試合を「いつも通りの調子」で実況したことで、激しいバッシングを招くことになってしまったようだ。
そのため、河村アナの実況スタイルをもともと知っていた人からは、「野球とか箱根駅伝ではいいかもしれないけど、レスリングの実況だと...」「さすがに6分動きがあり続けるスポーツで試合中ポエムはあかん」といった声も漏れていた。