柔道「銅で謝罪」論争が延焼中 坂上忍、小木博明「肯定論」に批判続く

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   銅メダルではダメなのか。リオデジャネイロ五輪で男女合わせて12個のメダルを獲得した柔道日本代表が「凱旋帰国」してもなお、ネット上でそんな議論が続いている。

   この議論は、銅メダルを獲得した柔道の日本人選手が「謝罪」したことをきっかけに起こった。ただ、芸能人の中には、「むしろ謝ってほしい」「金メダルを狙いにいっているのに、お情けをかけられたら選手はどう思うか」など、「銅で謝罪」を肯定する人もいて、ネットでは批判が相次いでいる。

  • 「お情けをかけるのは、どうなの」と語った坂上さん(2016年6月撮影)
    「お情けをかけるのは、どうなの」と語った坂上さん(2016年6月撮影)
  • 「お情けをかけるのは、どうなの」と語った坂上さん(2016年6月撮影)

「すんごい謝ってほしいもん、銅メダル」

   日本人選手の「謝罪」を好意的に評価したのは、タレント・坂上忍さんやお笑いコンビ「おぎやはぎ」の小木博明さんだ。

   坂上さんは、2016年8月9日放送のトークバラエティ番組「バイキング」(フジテレビ系)に出演。番組内で紹介された、ジャーナリスト・木村太郎さんの「(銅メダルを謝罪するのは)もう止めましょうよ。日本は柔道大国ではない」という発言を「トンチンカン」と断じ、「選手が金を狙いにいってるんだよ。こういうお情けかけられて、選手はどう思うの」と反論した。

   また、小木さんも11日放送のラジオ番組「おぎやはぎのメガネびいき」(TBSラジオ)で、「すんごい謝ってほしいもん、俺、銅メダル」「そこは(選手を)叩くべきだよ」「金以外は謝ってもらわないとダメだよ」と強く主張した。

   これに対し、相方の矢作兼さんも同番組内で「オリンピックで、銅メダルで謝るスポーツがあるなんてすごいことだよな」「カッコいいよなむしろ。あれを謝らなくていい、とかそういうことじゃない」「金を取ることが当たり前とされているスポーツなんて、日本人がだよ、すごいことだよ」と肯定的にとらえた。

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