スマートフォン向け声優育成ゲームアプリ「コエスタ」が近く、サービスを終了する。
「終了」の発表は2016年8月1日。Android版アプリのリリース1周年を迎えたばかりのタイミングだった。同ゲームの公式ツイッターも「1周年」を報告したのだが、そのわずか数時間後に「重要なお知らせ」を掲載することとなった。
オーディションでライバルと競わせながら育てていく
「コエスタ」は、プレーヤーがマネジャーとなり、アイドル声優になることを夢見る少女たちを成長させていくゲーム。さまざまなオーディションでライバルと競わせながら、少女たちを一人前の声優に育てていく。声優やアイドル好きには注目を集めた。
アプリは基本的に無料だ(アイテムは課金制)。運営・開発はFELISTELLAとシンク・アンド・フィールが共同で行っており、15年7月31日にAndroid版がリリースされ、12月にはiPhone版がリリースされた。さらに16年に入ってからはバージョンアップ版となる「コエスタ2」も配信されるなど、順調そうに見えていた。
公式ツイッターアカウントは8月1日、「コエスタもAndroid版リリースから、1周年を迎えることができました。ありがとうございます」とツイート。さっそくユーザーからは「おめでとうございます!」「これからも楽しみにしております」とのコメントが届いた。
しかし、そんなお祝いムードはすぐに一変する。同アカウントは1分後にメンテナンスに入ることをアナウンス。そして、それからわずか2時間半後に「重要なお知らせ」として、「コエスタ」「コエスタ2」のサービス終了を唐突に発表したのだ。9月30日15時に完全終了するという(課金停止は8月31日15時)。
ユーザーらからは「このまますべて消えてしまうなんて悲しすぎます」「一周年迎えたばかりなのに...非常に惜しいです...」などと惜しむ声が寄せられた。
公式サイトの声明には「今後のサービス続行に関しまして、皆様によりご満足いただけるサービス提供が困難であるという判断に至りました」とあるのみで、具体的な理由は書かれていない。一体何があったのか。