大統領がエクササイズで健康をPR 鳥越氏に教えたかったペルー方式

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   ペルー新大統領に就任したペドロ・クチンスキー氏(77)が2016年8月4日、初の「閣議」を政府宮殿中庭で開き、大統領を含む11人の閣僚がスポーツウエアと運動靴に身を包み、30分間のエクササイズをメディアに披露した。

   人口の半分以上が肥満といわれる「肥満大国」ペルーで、政府首脳自ら健康促進をアピールするのが狙いで、毎週水曜日の閣議前にエクササイズを行うという。ロイター通信などの複数の海外メディアが報じた。

選挙戦で「年齢」と「肥満」を不安視されたから

   2016年8月4日付ロイター通信によると、「初閣議」には16閣僚中の11人がジャージや短パン姿で登場、2人のトレーナーの指導を受けながら、ラテンのダンス音楽に合わせ30分間のエクササイズをこなした。お腹がかなりポッコリしているクチンスキー氏も、軽快な足の動きを披露した。2016年6~7月の大統領選挙では、クチンスキー氏の「年齢」と「肥満」が不安視され、アルベルト・フジモリ元大統領の長女ケイコ・フジモリ氏(44)との間で1、2位による決戦投票に持ち込まれ、0.24%の票差という大接戦に追い詰められた。

   自身の健康不安の払しょくの狙いもあるとみられる。報道陣の取材に対し、「健全な精神は健康な体にやどる。国民の健康を促進したい」と語り、毎週水曜日に閣僚全員がエクササイズを行うという。クチンスキー氏と同年代で、同じく都知事選で健康が不安視された鳥越俊太郎氏(76)も、街宣カーの上でエクササイズを披露すればよかったかも?

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