「漫画みたいにスゴいラリー!」 卓球「銅」水谷、ネットを魅了

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準決勝では「卓球史に刻まれる名ラリー」

   「(3位決定戦で)負けたら本当に死にたくなると思った」――試合後のインタビューで、こう語ったという水谷選手。試合に懸けた思いの強さを伝えたこの言葉に、アルピニストの野口健さんは「学生の頃、同じ事を感じながらエベレストに挑戦していた」として、「物凄くよくわかる」とツイッターで共感を示していた。

   また、ネット上などで「水谷選手と顔がそっくり」と話題になっていたお笑い芸人の波田陽区さんも、試合が決した直後に「水谷選手おめでとうございます!!」と祝福。その上で、

「僕も水谷選手のように強い男になれるよう頑張ります!!今日は『残念!』ではなく『万歳!』です」

と自身の持ちネタをからめて喜びを綴っていた。

   このように、列島全体が沸いた水谷選手のメダル獲得。実は、前日11日夜に行われた準決勝・馬龍選手との試合でも「卓球史に残る」との声が上がるほど、ネットユーザーが「大興奮」した一幕があった。

   「世界王者」の馬龍選手相手に3-2と水谷選手が食い下がる展開で迎えた第6ゲーム。その中で、2人が長く激しいラリーを繰り広げる場面があった。馬龍選手が打ち込んだ鋭いスマッシュを、水谷選手は卓球台から大きく離れ、全身を使って強く打ち返す激しい展開。

   結果として、27往復に及んだこのラリーを制したのは馬龍選手。水谷選手の打球がわずかに台を逸れると、馬龍選手は飛び上がって大きくガッツポーズを見せた。

   この熱い展開には、会場の観客がスタンディングオベーションで歓声を上げていたほか、日本のネット上でも「まるで漫画みたい」「卓球史に刻まれる名ラリーでした」と大きな反響が広がった。

   こうしたラリーに代表されたような水谷選手の「健闘ぶり」には、観客からも熱い歓声が送られたようで、現地入りしていた朝日新聞の記者は「会場から『ジャポン』コールが出ています」とツイッターで報告していた。

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