お笑いタレントの渡辺直美さん(28)がインスタグラムの「乗っ取り被害」にあったことを報告した。
乗っ取られたのは渡辺さん個人のアカウントではなく、自身がプロデュースするファッションブランド「Punyus(プニュズ)」の公式アカウント。迷惑行為に怒り心頭の様子だ。
80万人以上がフォローしていた
渡辺さんが異変に気付いたのは2015年8月10日夜のこと。ツイッターで「punyusのインスタのアカウントが謎のキモいやつに乗っ取られました!」と、証拠写真とともに報告した。
プニュズのアカウントは80万人以上がフォローするほど人気だったが、乗っ取り犯は今までの写真を全て消し、アカウント名やプロフィール欄も関係のないものに変えてしまった。
渡辺さんも悔しさを隠せないようで、ファンらに「みんなこのアカウントフォロー外してね!」とアナウンスしつつ、乗っ取り犯に向かって
「このうんち野郎」
とつぶやいた。
結局、プニュズのアカウント運営スタッフは再登録を余儀なくされたらしい。翌11日に新規にアカウントを開設すると、公式ツイッターで「この度は不正アクセスによりご迷惑をお掛けし、大変申し訳ございませんでした」と謝罪し、「@punyus」として再開したと報告した。
ちなみに渡辺さん個人のインスタグラムはフォロワー数470万人を誇る大人気のアカウントだ。気をつけないと、こちらもいつ狙われるか分からない。
古閑美保も被害「おかしな事になってる」
今年3月には、元女子プロゴルファーでタレントの古閑美保さんも同様の被害を訴えていた。
古閑さんはこの時、「インスタがおかしな事になってるー」「プロフィールが全然知らない人になってるー」とツイートしており、すぐに乗っ取りだと分からなかったようだが、フォロワーから教えられて「そーゆー事か」と納得。もう一度アカウントを開設した。
こうした乗っ取り防止策としては、(1)パスワードの定期的な変更、(2)利用している他のサービスと同じパスワードにしない、(3)複雑なパスワードにする、などがあげられる。
一方でインスタグラム側も被害多発を受け、二段階認証機能の導入を進めていると報じられている。これが導入されると、ログイン時には番号あてに届く認証コードも必要になるため、よりセキュリティーが強化される。すでに一部ユーザーに解放されているといい、今後、全ユーザーにも適用されるとみられる。