夏の口臭はクサくてたまらない 手軽で効果的な予防法教えます

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【あさイチ】(NHK総合)2016年8月4日放送
「夏に気になる!口臭徹底撃退法」

   夏になると口の中が渇きやすくなり、いつもより口臭が気になるという人、少なくないのでは。

 

   番組では、口臭の原因となる「舌苔(ぜったい)」「ドライマウス」の二つのキーワードをあげ、それぞれの対策を紹介した。

  • お口のニオイが気になる季節
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ガーゼで舌の表面をこする

 

   舌苔とはその名の通り、舌の上で白く見える苔(こけ)のようなものを指す。舌の表面には多数の突起があり、その間に食べ物のカスやはがれた粘膜がたまる。それらをエサにして増殖した細菌が出す硫化水素などのガスが口臭の原因となる。

 

   鶴見大学歯学部附属病院・中川洋一准教授らの研究では、歯みがき前と後に口臭測定すると、54人中20人の口臭が増加したという意外な結果が出た。

 

   上の歯をみがく時、歯ブラシの柄が舌の上をこすり、舌苔の中のにおい物質を柄で巻き上げてしまったのが原因で、口臭予防には歯みがきだけでなく舌みがきも重要なのだ。

 

   1日のうち、舌苔が最も多く付いているのは朝だ。歯ブラシや舌みがき専用のブラシで汚れを取るのもよいが、中川准教授は「ガーゼ」を勧める。

 

   15センチほどのガーゼを水に付けて絞り、人差し指に巻き付け、舌の表面を前後左右にこする。ガーゼに黄色い汚れが付いて、舌苔がどれだけ残っていたかが目に見えてわかる。

 

   舌の奥までブラシや指を入れると「オエッ」となってしまうが、奥の方が舌苔が付きやすいので、しっかり綺麗にしよう。

 

   舌をこすりすぎて傷付けるのはNGだ。舌みがきは1日1回、口臭があまり強くない人は2日や3日に1回を目安に行うとよい。

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