猪瀬知事時代には元産経新聞記者が起用された
8月9日には、小池氏は元読売新聞記者の宮地美陽子氏(39)も政務担当特別秘書に任命した。8月8日に読売新聞社を退社したばかりだという。これまでにも、特別秘書に新聞記者出身者が起用されたことはある。猪瀬直樹知事時代の2013年1月には、産経新聞の社会部編集委員だった石元悠生氏が政務担当特別秘書に起用されたとして話題になった。石元氏は、石原慎太郎元知事が初当選した1999年から長く都庁取材を担当したことで知られている。
猪瀬氏は当時の記者会見で、都庁担当の記者は一般的には2~3年で異動してしまうことを問題視した上で、石元氏は都政を実質10年以上取材し続けてきたことなどを起用の理由として挙げている。
今回の宮地氏については、読売新聞のデータベースを見る限りでは、署名入りで執筆していた記事は甲府支局時代のものが大半。16年8月8日の退社直前に所属していたのは、紙面をレイアウトする部署だった。起用の理由については、今後の小池知事の記者会見で明らかにされる見通し。