元「モーニング娘。」でタレントの加護亜依さん(28)が、一般男性との入籍によせて報道各社に送った直筆ファクスが「誤字だらけ」だと話題を集めている。
加護さんの手書きファクスでは、肝心要の「入籍」の字が間違っていたのに加え、「複数」のミスがあった。インターネット上では「まるで間違い探しだな」といった声が飛び交っている。
「誤字でも自分で書いたメッセージはいい」
加護さんは2016年8月8日昼、美容関係の会社を経営する38歳の男性と再婚することを発表した。所属事務所を通じて報道各社に送られた「入籍報告」ファクスは、加護さんの手書き。再婚相手に対する思いや今後の結婚生活に向けた抱負などが、丁寧な字体でつづられている。
だが、「人生の新たな門出」を報告するこのファクスには、複数の「誤字」が紛れていた。書き出しにある拝啓の「拝」の字で、つくり(右側部分)の横棒が1本欠けているなど、細かい漢字のミスが「4か所以上」あったのだ。
報告の「告」の口の部分が「日」になっていたほか、相手の年齢を表す「歳」の字にも「本来は不要な横棒」が足されていた。さらには、肝心要の「入籍」の字も、「入箱」となっていた。
こうしたファクスを受け、ツイッターやネット掲示板では、
「まるで間違い探しだな」
「間違い探しにして話題になるよう仕掛けるとは加護ちゃんさすが」
「せめて人生の門出の直筆FAXぐらい誤字脱字はチェックしよう...」
と面白がる反応が相次いで寄せられている。その一方で、加護さんが弱冠12歳でアイドルデビューして以降、芸能活動を続けていることから、「中学卒業前から芸能活動だから、そりゃあ字も忘れる」「誤字でも自分で書いたメッセージはいい」と理解を示すファンの声も目立った。
事務所「誤字脱字があった為、もう1度送信させて頂きます」
そのほか、ネット上では「チェックしてない事務所が悪いだろ」「大事な報告なんだからきちんと校閲してやれよ」などと事務所のチェック体制を疑問視する声も数多く寄せられている。
ただ、J-CASTニュースが8日16時30分頃に所属事務所から受け取ったファクスでは、すでにこうした誤字は全て「修正」されていた。訂正版のファクスには、
「加護亜依の発表に際し、誤字脱字があった為、もう1度送信させて頂きます。申し訳ございませんでした」
とした「訂正文」が添付されていた。どうやら、1度報道各社にファクスを送信した後に、誤字に気づいたようだ。
とはいえ、訂正版への差し替えを行っていないニュースサイトも多く、8日昼に配信された日刊スポーツやデイリースポーツの電子版記事などでは、9日13時現在も「誤字のある」ファクスの画像が掲載されたままだ。