サッカー、ヴァンフォーレ甲府のユニフォームのフロントには大きな文字で「はくばく」と書かれている。山梨県の大手食品会社でチームのメインスポンサー、はくばく(本社:南巨摩郡富士川町)の名前だが、このユニフォームを着たサポーターを東京・新宿駅で見たとし、「はくばく恥ずかしい」とつぶやいた女性のツイッターが「炎上」することになった。
つぶやいたのはヴァンフォーレのマスコットガールを務めた事のあるフリーアナウンサーの成田さやかさん(26)。反響の大きさに驚いて謝罪文をツイッターに掲載したが、サポーターたちは「ユニフォームをけなすのは許せない」と怒りは収まっていない。
苦しい時代から支えてきた
成田さんは2016年8月6日にツイッターで、
「新宿駅にヴァンフォーレユにの人達がwwはくばく恥ずかしい。(笑)」(原文ママ)
とつぶやいた。サッカーファンでなければよく分からない内容だが、サポーターたちはこのつぶやきについて、東京・新宿駅でヴァンフォーレのユニフォームを着た人たちを成田さんが見て、「はくばく」の文字が付いたこのユニフォームはダサイとけなした、と感じたようだ。
社名、はくばくの由来は「白麦」から来ている。創業は1941年で元々は麦を扱う会社だったが、現在は雑穀を含む穀物全般を扱い、うどん、そうめん、そばなど総合的な食品会社として県内屈指の大手企業に成長した。同社広報にJ-CASTニュースが16年8月8日に取材すると、ヴァンフォーレの公式スポンサーになったのは15年前の01年からで、08年を除けばユニフォームのフロントに「はくばく」と大きく表示している。サポーターからすれば、「はくばく」の文字なくしてはヴァンフォーレは語れないのだ。
しかも成田さんは地元山梨県の出身で、12年、13年とヴァンフォーレのマスコットガール(ヴァンフォーレクイーン)を務めている。
ツイッターではサポーターたちの怒りが爆発し、
「主にスポーツ分野で仕事をしている女子アナがツイッターで甲府のユニをディスったようだ。しかも胸ユニのスポンサーをディスるという、暴挙」
「よく言えたもんだよ。それを平然とツイートしてる阿呆の方が、もっと恥ずかしいわ(怒) はくばくと、甲府と、ファンサポに謝罪しに行けば」
「苦しい時から支えてる株式会社はくばくさんを誇りに思うサポは多いと思うだけに 無知って怖い」
などといった批判が書き込まれツイッターは「炎上」した。