指原莉乃「週刊誌が滅びたらいい」 爆弾発言の標的は

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   週刊誌は「滅びたらいいんじゃないですか」――。人気アイドルグループ「HKT48」の指原莉乃さんが2016年8月7日のイベントで口にした「爆弾発言」が波紋を広げている。

   著名人のプライベートを扱うゴシップ報道に辟易している人は多いようで、インターネット上では「よく言ってくれた」と共感の声が広がっている。なかには、「海老蔵さんのことを思うと...」と具体的なエピソードに言及するユーザーも出ていた。

  • 指原さんの「爆弾発言」が波紋(画像は代々木アニメーション学院提供)
    指原さんの「爆弾発言」が波紋(画像は代々木アニメーション学院提供)
  • 指原さんの「爆弾発言」が波紋(画像は代々木アニメーション学院提供)

「お付き合いがないところ全般」

   指原さんは7日、代々木アニメーション学院東京校で行われたパネルディスカッションに出席。AKB48グループの総合プロデューサーを務める秋元康氏、「ハロー!プロジェクト」のプロデュースで知られるつんく♂さん、作詞家の小室哲哉さんと「アイドル論」などをめぐりトークを繰り広げた。

   ディスカッションの中で、秋元氏から「アイドルが飽きられないためには何が一番重要か」と質問された指原さんは、「何ですかね。難しいです」と困り顔。「うーん」と首をひねりつつも、

「週刊誌が滅びたらいいんじゃないですかね」

と「爆弾発言」を投下。その上で、芸能スキャンダルを扱うゴシップ誌を念頭に、「(週刊誌が滅びるだけで)アイドルは長続きすると思います」と持論を展開した。

   指原さんといえば、2012年に「週刊文春」に男性スキャンダルを報じられ、AKBからHKTへと「都落ち」した過去がある。そのため、こうした発言は「自虐」を交えたジョークと捉えられたようで、会場に集まった報道陣からは大きな笑いが出ていた。

   ただ、イベント終了後の囲み取材でも、指原さんの「週刊誌攻撃」は止まらなかった。「(週刊誌が)滅んだらいいなあ」と切り出し、「誰かどうにかして滅ぼしてくれないかなあ」とバッサリ。記者から出た「どの週刊誌を滅ぼしたいですか」との質問に対しては、

「全般です、全般!お付き合いがないところ全般をお願いします」

と冗談めかして回答し、会場の笑いを誘った。ただ、「(週刊誌は)大好きで毎週読んでいるので、売上には貢献しています」とフォローを入れるのも忘れなかった。

「持ちつ持たれつの関係のくせによく言うわ」

   指原さんの口から飛び出した「爆弾発言」は、インターネット上でも大きな話題を集めることになった。著名人のプライベートを扱う報道には辟易している人は多かったようで、ツイッターやネット掲示板などには、

「よく言ってくれたと思います」
「週刊誌というか...、芸能ジャーナリズムは少しモラルの網があってもいいかもね」
「いらないとは思うね。芸能人の、離婚や不倫とか見て何が面白いの?」

などと指原さんの発言に賛同する意見も目立った。また、歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが、乳がんで闘病中の妻・小林麻央さんをめぐる一部マスコミの執拗な取材に「苦言」を呈し続けている一件を引き合いに、

「海老蔵さんのことを思うと滅んだ方がいい」
「海老蔵のことは少しはそっとしてやって欲しいな」

と指摘する声も出ていた。海老蔵さんは7日朝にも、ブログで「真剣にやめてください!」として、ある週刊誌を名指しで「迷惑です」と切り捨てていた。

   こうした「共感」の声が広がる一方で、指原さんを始めとしたアイドルはグラビア掲載などで「週刊誌にお世話になっている」ことも事実。こうした点から、今回の指原さんの発言をめぐっては「何様のつもりなの?」「持ちつ持たれつの関係のくせによく言うわ」などと手厳しいコメントも少なくない。

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