「ママの手作りに野菜が少ないのが気になる」
つまり、コストの面では家庭料理に軍配が上がったものの、1つ1つの料理の野菜の豊富さや適度なカロリー、脂肪分の面などでは、市販料理の方が優れているのである。研究チームのシャロン・カスター博士はこう語っている。
「とにかくカロリーと脂肪分を減らせばよいとされる大人の食品と違い、ベビーフードの場合は、脂肪分にも必須脂肪酸や脂溶性ビタミンが含まれているので、乳幼児の成長には必要です。しかし、過剰に脂肪をとることは小児肥満の原因となります。家庭料理に野菜の種類が少ないことも気になります。料理レシピは工夫しだいで変えることができます。市販料理のよい面も参考にすべきだと思います」