南米初開催となるリオデジャネイロ五輪の開会式が日本時間2016年8月6日朝に行われ、4年に1度のスポーツの祭典が幕を開けた。
日本からは338選手が出場予定。4年後の東京五輪に弾みをつける意味でも、多くのメダル獲得に期待が高まっている。だが、開会式の段階で国民の注目を最も集めたのは日本代表ではなく――、カンボジア代表の「あの男」だったかもしれない。
「若干、手の動きが『ニャー!』ですかね」
「猫ひろしキター!ホントに代表になったんだ!」
「カンボジアから猫ひろしが出てたのか!」
「!!猫ひろしがカンボジア選手として笑顔で入場してる...!」
開会式で行われた入場行進でカンボジア選手団が登場すると、インターネット上には中継を見ていた視聴者からこうした声が殺到した。11年にカンボジア国籍を取得し、同国の男子マラソンの代表選手として出場するタレントの猫ひろしさんが、笑顔で行進している姿がカメラに映ったためだ。
両手に持ったカンボジア国旗を大きく振りながら、満面の笑みを浮かべていた猫さん。この姿には、NHKの中継では女性アナウンサーからも「嬉しそうですね!」とのコメントが出ていた。
また、中継で音声は拾われていなかったが、猫さんの口の動きをみると「ニャー!」と自身の持ちギャグを叫んでいたようにも見える。視聴者からはツイッターで「間違いなく『ニャー!』と叫んでいる」との指摘が飛んでいたほか、テレビ朝日の録画中継でも、
「若干、手の動きが『ニャー!』ですかね」
と同局の吉野真治アナウンサーが実況していた。