旅行先の「テロ遭遇」リスクを減らす 専門家が教える要チェック点

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

「人を疑ってはいけない」は「世界の非常識」

   さらに、「人を疑うな、という意識は完全に捨てるべきだ」と多くの専門家は特に指摘する。日本人の大半は、子供のころから「人を疑ってはいけない」と教育されるが、これは「世界の非常識と考えなければいけない」という。ある専門家は「このレストランは安全です、と説明を受けたとしても、私なら『なぜそう言えるのか』と尋ねる。誰がどう警備し、いざという時はどんな方法でどこから逃げ出せるかを確認する」と話す。

   ただ、それでもまだ不十分なのだという。従業員がテロリストの仲間かもしれないし、「従業員がテロリストに家族を人質にされていて、テロリストの手先にされていることだって、実際にはたくさん起きている」。

   情報収集にも手を抜かないことだ。外務省の「海外安全ホームページ」を確認するのは初歩中の初歩。旅行会社などにも可能な限りの情報を求め、自分なりに見極めをつける必要がある。

   「テロは世界中のどこでも起きる。そう認識したうえで、自分の身を守るのは自分だけだという意識を強く持ち、責任をもって行動を」と専門家は呼び掛ける。

1 2
姉妹サイト