休憩をとり、親指のストレッチをしよう
そのほかの予防と発症リスク軽減方法は次の通りだ。
(1)休憩をとる。スポーツや散歩などゲーム以外の趣味を持つようにする。自発的な休憩が難しければ、コンピューターのプログラムやアラームを用いて休憩を取るようにする。
(2)正しい姿勢をとる。長時間前傾姿勢でソファの上や、パソコンやゲームの前で過ごすと、手首だけでなく背中や首、腕に痛みを引き起こす。
(3)身体を動かす。上体や体幹のストレッチは良い姿勢を促し、背中の症状を抑え、手や腕の筋肉にかかる負担を取り除いてくれる。ランニング、自転車または水泳がよい。将来のために丈夫な骨を形成する時機を逃さないためにも、子ども1日に35~60分の運動が必要だ。
(4)痛みが生じたらゲームをやめ、それ以上続けないこと。
(5)休憩中は親指をストレッチする。自分の方に手のひらを向けて手を広げ、親指を人差し指側に折り曲げ30~60秒保持する。これを10回ほど繰り返す。また、机の上に手を広げて親指を持ち上げて10秒保持し、力を抜いて親指を下ろす。これを10回繰り返す。
以上の方法は、子どもだけでなく、パソコンを使う大人にも参考になる。