大学発表から1か月後に複数のマスコミが報道
この1件は、発表当時ほとんどマスコミに注目されなかった。7月中は、13日付け読売新聞(東京版)朝刊に短い記事で掲載されただけのようだ。
しかし、8月に入り、大聖堂に落書きをした学生とみられるツイッターアカウントがどこからともなく発掘。落書きを報告する投稿も見つかった。
学生はツイートの中で「ケルン大聖堂にもいって580?の階段のぼって絶景も眺めて名前刻んできた~」と報告し、落書きした部分の写真を添えた。
8月2日から3日昼までにかけて、大手まとめサイトがツイートをスクリーンショットの形で拡散。
ツイッターに、
「世界に恥を晒す愚か者」
「退学に値する」
「恥を知れ」
と批判が相次いだ。こうしたネットの動きをうけたのか、マスコミも大学の発表から1か月遅れで唐突に報じた。8月3日夜に、「世界遺産・独ケルン大聖堂 課外活動の神奈川大2学生が落書き 大学側謝罪」(NHK)、「神奈川大生、ケルン大聖堂に落書き ツイッターで発覚」(朝日新聞電子版)といった記事が公開された。
また、8月4日14時までに該当のツイッターアカウントは削除された。