その場で注文しても予約でも「満足度」は同じ
3つの実験とも、食事量やカロリー差が一番多く出たのは、メインのパンやおかず類ではなく、クッキーやフルーツなどのデザートとドリンク類だった。また、(2)と(3)の実験では参加者全員に「食事の満足度」を尋ねたが、事前注文組とランチタイム注文組との間で差がなかった。
同大のエリック・ヴェンエップス博士は「空腹になってから注文すると、衝動的に高カロリーの物を頼んでしまいます。事前に注文しておくと、劇的にカロリーを低下させることができるのです。しかも、満足度は同じです。企業の食堂やレストランは、社員や顧客の健康促進のために、オンラインで予約注文を受け付けるシステムを開発すべきです。また、私たちも少なくとも1時間前に何を食べるか決めておくとよいでしょう」と語っている。