自民都連幹部は総退陣か
舛添要一前知事の初登庁のときは、自民党都議全員が拍手で出迎えていたが、石原慎太郎氏が今回と同じような保守分裂選挙で初当選したときには、自民党都議全員がいなかったことがある。
「かがやけTokyo」会派の音喜多駿都議は2日、自らのブログで、こうした都連幹部らの対応ぶりを取り上げ、「しょうがくせいみたいないじめをするんですね!」と揶揄した。
石原伸晃都連会長は、経済再生相としての8月2日の会見で、自民党推薦の増田寛也氏が落選した責任について、「知事選は党本部マター。お金も都連でなく党本部が集めたものであり、責任者は幹事長だ」と述べた。都連会長としては責任逃れとも取れるコメントに、ネット上では、「無責任ではないか」という批判が起き、集中砲火を浴びている。
こうしたなかで、石原都連会長、内田茂幹事長ともに辞任する方向だとも報じられており、8月4日の都連幹部会で何らかの意思表明がされる見通しとなっている。
小池氏は、17年夏までには行われる都議選をにらんで、「小池新党」を作って対抗する予測も報じられているが、その前に自民都連が自滅する様相になってきた。