「三谷さんの術中にハマってますな」
三谷さんは現代的要素を入れていることに関し、16年1月28日付けの朝日新聞夕刊のコラムで反論している。現代的なセリフ回しを取り入れた事に関しては、当時の言葉を再現するのにどれだけの意味があるのか、とし、
「彼らの心情をリアルに描きたい。そのためには、僕らが今喋っている形に近い言葉が必要なのだ」
などと反論している。こういうことから、今回の紙オムツも現代風を取り入れているに違いない、といったうがった意見も結構あり、
「三谷さんの術中にハマってますな」
「おむつ以外にも化粧や髪型、衣装や話し方等 全て現代化してる。随分前からもうグダグダってレベルじゃねーだろ わざとだろ」
「こういう話題性を呼ぶ仕掛け、これからもちょこちょこぶち込んできそうだな」
などといったものが掲示板に出た。
また今回の放送では、年老いた秀吉が家来の前で失禁するシーンも描かれている。赤ん坊に紙オムツを付けるアイディアがあるなら、本当に必要なのは秀吉だったとし、
「秀吉が垂れ流しだというのに、赤ちゃんには紙おむつか!」
「秀吉にアテントはかせるのが先だろう」
といったコメントも出るほどで、
「『真田丸』は時代劇じゃなくてコントだから」
という感想も流れている。
赤ちゃんに紙オムツを着けた映像を放送に使ったのは、単なるミスなのか、それとも何らかの思惑があったのか、NHK広報にJ-CASTニュースが16年8月3日に取材を申し込んだが、「担当者は外出中」ということで3日中の返事はできないということだった。
【追記】NHK広報局はJ-CASTニュースの記事掲載後の8月3日20時23分、「視聴者の皆さまのご指摘で気付きました。ご指摘ありがとうございます」とJ-CASTニュース編集部に回答し、ミスだったことを認めた。