カルビーは、成型(筒型)ポテトチップス商品の「ポテトチップス クリスプ」を地域限定で発売した。成型ポテトチップスといえば、ヤマザキナビスコのチップスターシリーズや、日本ケロッグのプリングルズシリーズが有名。
カルビーは今まで、普通の袋入りポテトチップスしか発売してこなかった。しかし、同社の担当者は「1990年代からずっと(成型ポテチに)参入したいという思いがあり、テスト販売を繰り返していた」と取材に明かす。
関東エリアでは10月発売予定
「クリスプ」は16年8月1日から、北海道エリアで限定販売されている。味は、うすしお味とコンソメパンチ味、大きさもSサイズとLサイズの2種類だ。もともと15年秋に発売予定だったが、「品質のバラつき」が見つかり、発売延期。その後、9か月にわたる生産テストを重ね、ようやく発売まで漕ぎ着けたという。
現在は北海道エリアの限定販売ながら、東北・信越エリアでは16年8月22日に、首都圏含む関東エリアでは10月10日に発売される予定だ。
カルビーのポテトチップスは、これまで袋入りの普通の商品しかなかった。成型ポテトチップス市場のシェアをプリングルズ、チップスターといった有名ブランドが占める中、なぜ今参入を決めたのか。同社の広報担当者は8月2日、J-CASTニュースの取材にこう語った。
「成型ポテトチップス市場には、もともと可能性を感じていました。1990年代からずっと参入したいという思いがあり、国内でテスト販売を繰り返していました。テスト販売をする中、手ごたえを感じたので『やるっきゃない』となり、今回発売に踏み切りました。袋入りのポテトチップスとは、また市場が別なんです」