うごめく「小池新党」 橋下徹氏の気になる言動

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橋下氏は小池氏の対立候補を攻撃して「援護射撃」

   すでに政界引退を表明している橋下徹・前共同代表(前大阪市長)も、ツイッターで都知事選について積極的に発言してきた。例えば、石原慎太郎元知事(83)が増田寛也氏(64)の決起集会で

「増田さんは同じ場所に居たんだから、石原さんと大喧嘩して発言を取り消させ謝罪させれば、大きく流れが変わったのに。最大のチャンスを逃した。あの発言くらい取り消させることができなければ大改革などできない」

などと増田氏を攻撃。鳥越俊太郎氏(76)には、さらに辛辣だ。伊豆大島で「消費税5%」を掲げた演説には

「こんな演説を許していたらもう選挙は成り立たない。言った者勝ちになる。民進党は鳥越さんの公約を実現する覚悟があるのか。その覚悟がなければ、鳥越さんにドクターストップをかけるべきだ」

などと激しく非難をぶつけ、週刊文春に過去の「『淫行』疑惑」を指摘され、直後に刑事告訴したことについても

「あれだけ報道の自由を叫んでいたのに自分のことになったらちょっとケツの穴が小さくないか?」

とこき下ろした。小池氏の対立候補を攻撃することで、結果的に小池氏への援護射撃をした形だ。

   都知事選投票日前日の7月30日には、橋下徹氏、松井一郎代表、馬場伸幸氏の3人が安倍晋三首相、菅義偉官房長官と会食している。菅氏は増田氏の応援に入ったものの、安倍首相はビデオメッセージを出しただけで増田氏の応援演説に立たなかったことが、波紋を広げている。この会食で、今後の小池氏との向き合い方についても話題になった可能性がありそうだ。

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