ポケモンGOの痴漢被害相次ぐ 暑さを避けての夜間外出が背景に

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   スマホゲーム「ポケモンGO」をプレイ中に若い女性らが痴漢に遭ったという報道が相次いでいる。

   レアポケモンを探そうとしても、昼間だと暑かったり、仕事中だったりする。そこで、夜になって、外に繰り出す人が多いことが背景にあるらしい。

  • 「歩きスマホ」は狙われやすい?(写真はイメージ)
    「歩きスマホ」は狙われやすい?(写真はイメージ)
  • 「歩きスマホ」は狙われやすい?(写真はイメージ)

「自転車スマホ」をして被害に遭うケースも

   ポケモンGOが配信されてからは、夜の公園などに不特定多数の人が集まるという異様な光景がテレビなどで紹介されている。

   しかし、スマホ画面に集中していると、痴漢などの格好のターゲットになりがちだ。2016年7月下旬からは、ポケモンGOプレイ中の被害報告が次々にメディアで報じられている。

   多いのは、「歩きスマホ」をしながらの被害だ。

   新聞各紙の報道によると、北海道帯広市内の路上では7月31日未明、20代女性が男に近くの住宅敷地内に引きずり込まれ、キスされそうになった。女性が大声を上げたため、男は逃走したが、軽いケガを負い、帯広署が強制わいせつ致傷事件として捜査している。

   このほかにも、群馬県玉村町内の路上で28日夜に女子高生が後ろから近づいてきた男に胸を触られたり、熊本市内の路上で26日未明に20代女性が男に体を触られたりといった被害が報じられている。

   自転車で回ると効率がよいと言われていることから、「自転車スマホ」をして被害に遭うケースもあった。

   埼玉県吉川市内の路上で31日未明に自転車の20代女性が後ろから自転車で近づいてきた男に上半身を触られた暴行事件は、そのケースだ。

ポケストップのある公園は来園者が急増

   いずれも、暑さを避けて夜間または未明でのプレイ中の被害で、「歩きスマホ」「自転車スマホ」で女性がポケモンGOに集中し、周りへの警戒が緩んだスキを突かれたようだ。

   ポケストップがたくさんあると話題の東京・新宿中央公園では、J-CASTニュースの取材に対し、ポケストップは20か所以上あるといい、ポケモンGOが配信されてから来園者が3倍ぐらいは増えたと言う。「ポケモンGOのプレイ中に痴漢など被害に遭ったというトラブルは聞いていません」と言うが、歩きながらや自転車に乗りながらスマホをしている人がほかの人にぶつかりそうになるケースも見られることから、注意喚起はしているとしている。

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