千代の富士の命を奪った「すい臓がん」 生存率7%「最悪がん」でも予防できる

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予防法は糖尿病を防ぐ食生活と運動習慣だった

   では、どうやって予防すればいいのだろうか。すい臓がんになりやすい危険要因がいくつか明らかになっている。まず、タバコがよくない。喫煙者が発症するリスクは、非喫煙者に比べ、男性は1.6倍、女性は1.7倍だ。

   また、燻製や加工肉、血糖値の上がりやすい食品を多くとることもリスク上昇につながる。逆にマグロやイワシ、サンマなどの青魚をたくさん食べ、魚に含まれているDHA(ドコサヘキサエン酸)という不飽和脂肪酸を多く摂取すると、発症リスクが3割減るという報告がある。

   さらに、肥満が発症リスクを増加させる。BMI(肥満度を表す体格指数)が30以上になると、標準体重の人に比べ発症リスクが男性で3.5倍、女性は1.6倍に上昇する。逆に、運動習慣がある人はない人に比べ、リスク低下がみられることが明らかになっている。

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