2016年7月31日に投開票された東京都知事選は、8月1日未明に開票が終了し、当選確実を決めていた小池百合子元防衛相(64)は291万2628票を得票した。
「保守分裂選挙」の末に自民党が擁立した増田寛也元総務相(64)は179万3453票、野党4党(民進、共産、社民、生活)が統一候補として擁立したジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)は134万6103票で、小池氏に大きく水をあけられた。
小池氏が無党派を中心に幅広く支持され、得票率は44.5%だったのに対して、自民・公明の組織戦に支えられて増田氏は27.4%、「野党共闘」の鳥越氏は20.6%にとどまった。
小池氏の得票は14年の都知事選で当選した舛添要一氏の211万2979票を大きく上回ったものの、12年の都知事で猪瀬直樹氏が得た、個人の得票としては過去最高の433万8936票には及ばなかった。
「第二集団」として注目されていた上杉隆氏(48)、桜井誠氏(44)、マック赤坂氏(67)の3氏は、それぞれ17万9631票(4位)、11万4171票(5位)、5万1056票を得た(6位)。