2016年8月3日の内閣改造・自民党役員人事に絡み、同党の谷垣禎一幹事長が辞任の意向を示したと、7月30日に主要メディア各社が報じた。
谷垣氏はサイクリング中に転倒して頸髄(けいずい)を損傷し、入院中。けがの回復には時間がかかる見通しで、谷垣氏は党務の継続が難しいとの考えを安倍晋三首相周辺に伝えているという。
安倍首相は谷垣氏に幹事長を続投させたい考えだが、処遇についてはけがの容体を見極めて今後判断する見通し。9月召集予定の臨時国会までにけがから回復することを見込み、療養期間中は細田博之幹事長代行が職務を担う案も出ている。
一方、フジテレビは7月29日23時すぎ、ニュース速報として「谷垣幹事長交代、後任は岸田文雄外相」として、辞任が決定したとの報道を行った。しかし、その直後の同局報道番組「ユアタイム」にて、野島卓アナウンサーが「現段階では確認が取れていない情報でした。大変失礼しました。訂正してお詫び申し上げます」と、誤報を認めた。