民放の都知事選報道が急に変わった 候補者「全員」取り上げ始めた不思議

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名指しされた4番組の報道内容が「激変」

   「報道ステーション」は7月27日、主要3人以外の「18人の主張をお伝えします」として、街頭演説や会見の模様を放送。7分ほどの間に18人全員の経歴や公約を紹介し、最後に「この他、都知事選にはご覧の3人の方が立候補しています」として主要3候補の氏名をテロップで映した。

   「NEWS 23」も29日、「JNN世論調査でリードしている3人だけでなく、今日は残る18人の訴えについてもお伝えします」とし、1分40秒ほどで主要3人について報じた後、1人あたり10~20秒、計約8分かけて18人全員の選挙活動を報じた。街頭演説に限らず、インターネット番組や候補者自身のウェブサイトで公開されている動画も紹介。さらに、18人のうち14人が集まり、日本外国特派員協会で各候補者が公約を説明した29日の会見も取り上げ、関口氏、内藤氏、岸本氏、今尾氏の4人が話す様子を、それぞれ10~20秒ずつ映した。

   この外国特派員協会での会見は、29日放送の「NEWS ZERO」も取り上げた。会見に参加した候補者のうち、山口氏、上杉氏、中川氏の3人の主張を約10秒ずつ伝えた。なお、その前に主要3候補の選挙戦の様子を約4分5秒に渡って報じていた。

   一方、「ユアタイム」は26日以降、投票日前最後の放送となる29日まで、18人の主張について報じなかった。29日の放送では、主要3候補が出演した「みんなのニュース」(フジテレビ系)での議論の模様を約8分5秒間伝えた後、他の18人の顔と氏名だけを2回に分けて9人ずつ、各約10秒間ずつテロップで映すにとどまった。

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