ポケモンGOで特需もGO モバイルバッテリーがバカ売れ

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   いまや社会現象といえる、爆発的な人気の「ポケモンGO」の効果で、「モバイルバッテリー」が特需に沸いている。

   街を歩いて「ポケモン」を探し回る「ポケモンGO」は、位置情報(GPS)を利用するスマートフォン向けのゲームアプリという特性から、スマホの電力消費が激しい。そのため、出かけた先で充電切れを起こし、あわててモバイルバッテリーを購入するユーザーが続出したようだ。

  • 「ポケモンGO」人気で、モバイルバッテリーが売れている!
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ピークの24日には9.6倍増

   全国の家電量販店・ネット販売店の実売データを集計する、パソコンやデジタル家電のマーケティング調査のBCNによると、モバイルバッテリーの販売数量は、「ポケモンGO」の配信がはじまった2016年7月22日を境に、ほぼ垂直に上昇した。

   7月1日の販売数量を「1」とすると、配信日の22日に3.65倍に伸びると、その翌23日には8.52倍、ピークの24日にはなんと9.6倍にも達した。25日には6.53倍となり、やや落ち着いたようだ。

   同社の「BCNランキング」によると、7月18日~24日のモバイルバッテリー・充電器の売れ筋は、第1位(前週1位)がエレコムの「スマートフォン用ケーブル一体型AC充電器 急速充電 ホワイト」(市場推定価格1800円)だった。2位は前週の4位から上昇した、エレコムの「タブレット・スマートフォン用モバイルバッテリー ホワイト」(4100円)、3位は前週の21位から大きくランクアップしたバッファローの「スマートフォン・タブレット用 モバイルバッテリー 5200mAhタイプ ホワイト」(4000円)、4位も前週の24位から大きく伸びたソニーの「USBポータブル電源 ホワイト」(4800円)、5位は前週16位のエレコムの「タブレット・スマートフォン用モバイルバッテリー ブラック」(4000円)だった。

   BCNは、「上位の製品をみると、たとえば5200mAくらいの大きな容量のバッテリーが、前週よりも売れているようです。容量と金額との兼ね合いからか、金額ベースでは3000円~4000円台が売れ筋とみられます」と説明。3位のバッファロー製や4位のソニー製、5位のエレコム製が大きくランクアップしているのはそのためで、半面、容量の小さい「KDDI 共通ACアダプタ」(1800円)は前週の3位から6位にダウン。また、「NTTドコモ ACアダプタ」(2600円)も前週の2位から9位に大きく後退した。

   容量の大きく値ごろ感のある、人気のモバイルバッテリーの一部には、すでに売り切れたり、在庫不足が生じたりしつつあるようで、インターネット通販などでは値上がりしている製品もあるようだ。

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