トンデモ救命士、搬送患者を「自撮り」 意識不明の重症者のまぶた開かせる

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   救急搬送した患者と一緒の「自撮り」写真をフェイスブック上にアップする競争していた男女の救急救命士が逮捕され、米国中のひんしゅくを買っている。

   2人の競争は過熱し、意識不明の重症患者のまぶたまで開いて「自撮り」の対象にしていた。2016年7月23日、CNNなど海外メディアが報道した。

   CNNの報道によると、米フロリダ州オカルーサ郡の保安官事務所は7月23日、郡内で自ら手当した患者を背景に、ゲーム感覚で「自撮り競争」をしていた男女の救急救命士2人を逮捕した、と発表した。男は33歳、女は24歳。2人はこれまでに24~86歳の搬送患者計41人の自撮り写真を、自分のフェイスブックに載せていた。このうち3人は写真撮影を承諾したが、中には管が体内に挿入されていたり、意識不明に陥ったりした者も含まれていた。また、41人中2人は搬送先の病院で死亡している。

   男の救命士は、自撮りの際、意識不明患者のまぶたを開いたり、女性の胸をはだけたままにしており、2人は暴行や守秘義務の暴露などの罪に問われている。2016年5月、2人から自撮り写真や動画を受け取った他の救命機関スタッフが保安官事務所に通報し発覚した。不祥事が暴露された後、2人は解雇された。

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