「つけるのは難しい」「いいアイディアだ」
性犯罪者については、再犯率が高いとして、アメリカやフランスなどでGPSの装置を着用させる制度がある。
日本でも、宮城県が2011年にGPSの携帯を義務付ける条例制定を目指したが、新たな刑罰を科すことになると反対も出るなどして、その後に見送られた。政府も、11年6月の答弁書で「さまざまな観点からの慎重な検討が必要だ」とし、検討課題に留まっているのが現状だ。
犯罪予告者にもGPSをと提唱した山東氏の発言について、ツイッターやネット掲示板では、異論や賛成意見が出ている。異論としては特に、前科のない人について、
「ほのめかすってだけでつけるのは難しい」
との意見があり、逃げるつもりがない加害者には抑制効果も期待できないとして、
「今回の事件は監視下に置いても防げなかったと思う」
との指摘があった。また、
「法の整備の問題じゃなくて、そんな人格が育ってしまう環境が問題では?」
といった声も出ている。
一方、山東氏の提案に賛同する向きも多い。
「それは実にいいアイディアだ」
「外せない錠みたいなのでGPSを足か手に装着する程度のは認められてもいい」
「再犯率が高い麻薬や性犯罪で前科がついてる人につけるのはあり」
といった意見が書き込まれている。