天皇陛下が「生前退位」の意向を宮内庁関係者に示したとされることを受け、陛下が2016年8月にも自らの「お気持ち」を表明する機会を設けることで宮内庁が調整していることが明らかになった。7月29日、NHKをはじめとする各社が伝えた。日程は臨時国会の召集や内閣改造が終わった8月8日が有力視されており、テレビ中継やビデオメッセージが想定されている模様だ。
憲法第4条は
「天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない」
と定めており、退位の意向や制度面について直接言及することは困難だとみられるが、何らかの「お気持ち」を明らかにするとみられる。