あまりの混乱ぶりに、記者「これで本気だといえるのか」
一方で混乱の目立つ会見でもあった。
主催者側は、候補者21人のうち5人が出席予定としていた。だが、16時から始まった会見に冒頭から姿を見せたのは、上杉氏と元NHK職員の立花孝志氏、幸福実現党の七海氏の3人だけ。
出席予定とされていた元労働大臣の山口敏夫氏は会見を「ドタキャン」した。会場では主催者が携帯電話で「えっ、山口さん来られないんですか!?」と驚いた様子で話す姿がみられた。また、マック赤坂氏は30分以上遅刻して会見場に姿を見せた。
上杉氏と七海氏が20分ほどで途中退席したため、今回の会見に5人全員がそろうことはなかった。
また、会見場には出席予定ではなかった元陸上自衛官の内藤久遠(ひさお)候補の姿もあった。上杉氏と七海氏の途中退席後、内藤氏も急きょ会見に参加。立花氏と遅れてきたマック氏を含めた3人が記者からの質問に答える形となった。
会見後半の質疑応答中には、立花氏が携帯電話を片手に離席する場面も。また、マック氏のコメント中に、立花氏がノートパソコンを操作し始め、マック氏からの質問に「真面目な作業をしてるんです」と答える一幕もあった。
こうした姿には、会見に出席した記者からは、「これで本気だといえるのか?」と呆れたような声が飛んだ。この質問に立花氏は、
「本気であることには間違いない。ただ何ぶん急に決まったことであって、各々に外せない予定がある」
と答えていた。
おことわり 2016年7月27日に配信した記事では「自由報道協会の上杉氏」との表現がありましたが、上杉氏は2016年7月13日までに同協会の理事および副代表を辞任していましたので、7月29日、該当部分を削除しました。