「ノーマルでないことを認識、判断能力あったのでは」
植松聖容疑者は、措置入院からわずか12日で退院しているものの、尿から大麻の陽性反応が出て、「大麻精神病」「妄想性障害」と医師から診断されていた。
こうした経緯から、事件当時に「心神喪失」などとみなされ、植松容疑者の刑事責任能力が問われないことはありうるのか。
元東京地検検事の落合洋司弁護士は、J-CASTニュースの取材に対し、報道内容が錯綜しており、現時点の情報だけでは責任能力について断定的には言えないとしながらもこう指摘する。
「容疑者は、犯行を計算して計画し、冷静に行動しているようですね。精神病患者なら自分が病気であると思っていない人が多いですが、ノーマルでないことを認識しており、判断能力があったとも考えられます。ただ、最終的には、精神鑑定の結果から、完全責任能力か限定責任能力かなどについて判断されると思います」
ツイッターやニュースのコメント欄を見ると、植松容疑者に厳しい声が多く、
「これだけ計画性あるのに心神喪失はムリだろ」
「極刑以外考えられない」
などといった意見が書き込まれている。