ネット上では、イベントに賛意の声も多く
金魚の放流が生態系に影響を与えるというのは、どこまで本当なのだろうか。
環境省の外来生物対策室では、J-CASTニュースの取材に対し、次のように説明する。
「もともとその川に棲む生き物に対して、悪い影響を与える可能性があります。放流された金魚がほかの魚と交雑して遺伝子が変わってくることや、ほかの魚が食べるエサを食べてしまうことなどです。病気が広がるのが一番怖いでしょう。金魚の放流について、規制する法律があるわけではないですが、望ましくありませんので控えてほしいと思っています。泉佐野市のイベントについては、どのような形で行われるか分かりませんので、何とも言えないですが、もし多くの金魚が川に残るようなら、良いこととは言えないでしょうね」
イベントの中止が一部で報じられると、ネット上では、その是非を巡って論議になっている。
「いささか配慮に欠けたイベント」「まぁこれは叩かれても仕方ない」といった声がある一方、目くじらを立てすぎという意見は多い。「問題が発生してないのならいいんじゃね」「問題は野放しにされてる外来種でしょ」「虐待とかいうなら、もう金魚すくいとかもムリ」といったものだ。
泉佐野市まちの活性課によると、7月25日までに電話やメールで数十件の意見が寄せられている。当初はイベントを批判する声が多かったが、25日は理解を示す声の方が多くなっているという。