「女装してても中身がタカ派の男性」 福島瑞穂氏の小池百合子氏評が物議【都知事選2016】

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   社民党の福島瑞穂副党首(60)が東京都知事選(2016年7月31日投開票)の応援演説で口にした内容が物議を呼んでいる。

   社民党はジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)を推薦しており、元防衛相の小池百合子氏(64)や元総務相の増田寛也氏(64)を批判する立場だ。福島氏は両者を批判する中で、小池氏を「外は女装してても中身がタカ派の男性」などと表現した。小池氏は1998年に子宮筋腫が原因で子宮を全摘出している。過去には漫画家の小林よしのり氏が安倍内閣の女性閣僚を「準男性」と呼んで批判を浴びたことがある。今回も同様の指摘が出そうだ。

  • 福島みずほ氏、小池氏を「外は女装してても中身がタカ派の男性」と揶揄(2016年4月撮影)
    福島みずほ氏、小池氏を「外は女装してても中身がタカ派の男性」と揶揄(2016年4月撮影)
  • 福島みずほ氏、小池氏を「外は女装してても中身がタカ派の男性」と揶揄(2016年4月撮影)

「女性なら誰でもいいとは思いません」

   福島氏の発言は、7月22日に高円寺駅前で開かれた「応援イベント」の中で出た。鳥越氏本人は来場しなかったが、鳥越氏を応援する国会議員が集まって、鳥越氏への投票を呼びかけた。福島氏は演説の中で

「憲法改悪しようとしている安倍総理と一緒にやる増田さん、小池さんには東京都政を 任せる訳にはいかないと思いますが、皆さんどうでしょうか?」

などと増田・小池両氏を批判。聴衆から「そうだー!」と声があがると、福島氏は、その直後にこう続けた。

「そして私は女性ですが、女性なら誰でもいいとは思いません。外は女装してても中身がタカ派の男性だったら意味がないじゃないですか!皆さんどうですかー?私はタフでなければ生きていけない、でも優しくなければ政治をやる資格はない、そう思っています。優しくない女性に東京都政を任せる訳にはいきません!皆さんどうでしょうかー?」

   「外は女装してても......」の発言が小池氏を指しているのは明らかだ。また、聞き方によっては、性的少数者(LGBT)の支援活動をしてきた福島氏の活動との落差も際立つ。

ネットで「女性として許される発言か?」

   この福島氏の発言を収めた動画は

「鳥越応援演説で性差別、子宮摘出患者差別発言」

といったタイトル付きでYoutubeなどに拡散され、ネット上には

「女の敵は女ってホントだな」
「これ議員以前にヒトとして女性として許される発言か?」

などといった書き込みが相次ぐことになった。

   女性政治家評が物議を呼んだ例としては、14年9月、民主党(現・民進党)が主催したイベントで漫画家の小林よしのり氏が

「女性大臣を少し増やすというだけで、(支持率が)ガーンと上がる。あれ全部、女性かどうなのかも分からない、『準男性』みたいな人たちばっかしで、在特会とか色んなものにつながっているような、恐ろしげな女の人たちばっかり」

などと述べ、「差別的」「ヘイトスピーチ」といった批判が出たこともある。

   当時の第2次安倍改造内閣では、閣僚のうち高市早苗総務相、松島みどり法相、小渕優子経産相、山谷えり子拉致問題担当相、有村治子女性活躍担当相の5人が女性だった。

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