清宮ただいま53本、頂点は山本大貴の107本
清宮の打撃は、スポーツ紙でも元プロ野球選手の評論家が詳しい解説をするなど、昨年に比べて進化しているとの評価が多い。高校本塁打記録の107本に迫るためには、春、夏、秋の大会でできるだけ多くの試合に出るか、他校との練習試合を多くやるしかない。つまり、トーナメントの大会ではできる限り勝ち進み、打撃のチャンスを得たほうがいい。ということは、早実が失点をできるだけ抑えられる「ハンカチ王子」の再来が必要だ。今秋から来年春~夏にかけ、早実は投手力の整備を急がなければならないだろう。
ネットには、
「早実の弱点は明らかに投手陣だよなぁ...」
「素晴らしい投手を擁する所が甲子園にいくことを改めて認識」
など、早実の投手力の弱さを嘆く声が多く寄せられ、夕刊紙、東京スポーツの
「【早実】超大物OB・荒木大輔氏を投手コーチとして招聘」
のリツイートがラッシュになるシーンもあった。
高校野球の通算本塁打数の最高は山本大貴(神港学園→JR西日本)の107本。プロ入りした選手では中田翔(大阪桐蔭→日本ハム)の87本が最高だ。清宮の53本は、大久保博元(水戸商→西武→巨人、前楽天監督)の52本を上回り、大谷翔平(花巻東→日本ハム)らの56本に迫る。
■高校球児の通算本塁打数
山本大貴(神港学園→JR西日本)107本、黒瀬健太97本(初芝橋本→ソフトバンク)、伊藤諒介94本(神港学園→法大→大阪ガス)、中田翔87本(大阪桐蔭→日本ハム)、大島裕行86本(埼玉栄→西武)、横川駿85本(神港学園→立命館大→王子)、鈴木健83本(浦和学院→西武→ヤクルト)、中村剛也83本(大阪桐蔭→西武)、高橋周平71本(東海大甲府→中日)、奥浪鏡71本(創志学園→オリックス)、城島健司70本(別府大付→ダイエー→マリナーズ→阪神)、平田良介70本(大阪桐蔭→中日)、筒香嘉智69本(横浜→DeNA)、大田泰示)65本(東海大相模→巨人、清原和博64本(PL学園→西武→巨人→オリックス)、今宮健太62本(明豊→ソフトバンク)、江藤智61本(関東=現聖徳学園)61本、松井秀樹60本(星稜→巨人→ヤンキースなど)、松田宣浩60本(中京→亜大→ソフトバンク)