「職員は凶行を止められなかったのか」 石平氏のツイートに批判殺到

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介護施設は「警備どころではない」

   このように石平氏は自身の投稿を「問題提起をしただけ」との主張を繰り返しているが、ネット上では「論点をすり替えている」といった批判が止まない。ツイッターやネット掲示板には、

「あんな書き方されたら議論も何もないよね。あの疑問を投げかける時点でナンセンス」
「なんで警備問題に歪曲してんだろう?」
「~はできないのかって常識的に考えて批判的意味合いを含んだ問題提起だろう」

といった投稿が相次いで寄せられている。

   さらには、障害者施設などの職員とみられるユーザーからも「実態を全く理解していない」との異論が続々と上がっている。その多くは、手薄な深夜の勤務体制や警備体制などについて、自らの労働環境を引き合いに訴える声だ。

「私は老人福祉施設に勤めてますが、夜勤1人に対して入居者30人弱を見てるんです。バラバラにあちこち居る状況じゃ、守ろうと思っても無理です」
「施設の夜勤はヘタしたら女性職員2人くらいの場合もあるから」

   こうした指摘を受け、石平氏は「施設の大変な状況がよく分かった」と投稿。だが、その上で、

「それでもわれわれの社会は問わなければならない。施設の防犯体制に問題はなかったのかだ」

と繰り返した。だがこの投稿にも、「介護施設なんてどこも資金や人もぎりぎりなのに警備どころではない」「ちょっと無知すぎるのではないですか」と手厳しい返答が寄せられている。

   26日夕、石平氏は「私の呈した疑問は『批判』との誤解を生んだことには素直にお詫びしたい。申し訳ございませんでした」と謝罪。だが、「疑問を呈したこと自体は間違っていないと思う」とも綴っていた。

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