【この差って何ですか?】(TBS系)2016年7月17日放送
「生ゴミで癌予防!衝撃『差』に寺尾聰&指原仰天SP」
今夜はカレーにしよう。にんじん、じゃがいも、玉ねぎを用意して、皮をむいて三角コーナーへポイ...する前に、ちょっと待って!
普段生ゴミとして捨ててしまう野菜や果物の皮、実は栄養がふんだんに含まれているのだ。
「ファイトケミカル」が含まれている
ゲストの俳優・寺尾聰が、「皮ごと食べた方がいい野菜」と「食べない方がいい野菜」に差はあるのかというテーマを持ち込んだ。
寺尾「皮が好きで、二十世紀梨(の皮)なんかどんどん食べちゃう。皮ごと食べるの?って顔されたことも...」
気にしている様子の寺尾だが、新宿白澤記念クリニック・白澤卓二医学博士は「全ての皮は食べた方が良い」と断言した。
野菜や果物の皮には「ファイトケミカル(Phytochemical)」と呼ばれる栄養素が含まれている。
ギリシャ語で「Phyto」は植物、「Chemical」は化学物質を指す。植物に含まれる化学物質で、人間の健康に役立つものという意味だ。
ファイトケミカルは、細胞を老化させる活性酸素を中和する抗酸化作用が強く、体を若々しく保つ効果がある。
ほかにも抗炎症作用、がん細胞の増殖をおさえる作用があると言われ、皮ごと毎日食べていれば健康につながる。
30分ゆでて「だし汁」にして使おう
白澤先生が皮ごと食べたらよいと勧める野菜は、「枝豆」と「玉ねぎ」の意外なラインアップだ。枝豆はヘタの部分に、玉ねぎは茶色い皮にファイトケミカルが含まれている。
オススメの食べ方は「ベジブロス(野菜のだし)」。普段捨ててしまう野菜の皮やヘタ、茎などを鍋に入れ、30分ゆでる。ゆでた後のだし汁を冷蔵庫に保存し、みそ汁などのだしに使えば、ファイトケミカルを毎日簡単に摂(と)れる。
果物は、皮や種も丸ごとミキサーに入れ、ジュースにするのがオススメだ。栄養素はミキサーにかけてもほぼ壊れない。
メロンの表皮は美味しくないので捨ててしまってOKだが、皮に近い白い部分にはファイトケミカルが多く含まれている。すいかも同様で、白い部分をミキサーに入れるとよい。