都知事選、小池氏が引き離す? 読売世論調査では「鳥越3位」【都知事選2016】

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   2016年7月31日の投開票まで、残すところ1週間の東京都知事選。最後の週末も、元防衛相の小池百合子氏(64)、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)、元総務相の増田寛也氏(64)の3候補を軸に選挙戦が展開されたが、大手新聞社などの世論調査によると、小池氏リードの結果が出ている。

   7月中旬時点でのメディア各社の世論調査では、小池氏先行、あるいは小池氏と鳥越氏が「競り合う」と報じられていた。しかし、ここにきて変化が見えてきた。

  • 読売一面に「小池・増田氏 競り合い」
    読売一面に「小池・増田氏 競り合い」
  • 読売一面に「小池・増田氏 競り合い」

東京新聞では「小池→鳥越→増田」

   読売新聞の世論調査(7月24日付朝刊)では、自民支持層の4割が増田氏、3割強が小池氏。公明支持層は6割が増田氏、2割弱が小池氏と、与党分裂の影響が表れている。その一方で、小池氏は民進・共産支持層の1割以上、無党派層の2割の支持を集めているとした。

   鳥越氏については、民進・共産支持層の5割を固めたが、前回知事選で宇都宮健児氏(69)に投票した人のうち、「今回、鳥越氏に投票するとしたのは4割強」にとどまるとしている。読売記事では、民進党幹部の「厳しい情勢だ」との発言を紹介し、

「週刊文春で私生活の問題が報じられ、それがマイナスの影響を及ぼしていることを念頭に置いた発言とみられる」

と書いている。

   小池氏を「リード」、鳥越氏が続き、増田氏が「追う」としたのは、24日の東京新聞朝刊。自民支持層の票は、小池氏が4割、増田氏が3割と、自民支持者でも小池氏が上回っているとの情勢を伝えた。鳥越氏については民進支持5割、共産支持6割を押さえる一方で、前回宇都宮氏に投票した人のうち、半数近くが鳥越氏に投票予定と回答していることから、

「野党統一候補の鳥越氏はまだ、宇都宮氏支持層をまとめきれていないようだ」

と分析している。

   JNNが24日に出した調査も、「小池氏を増田氏が追う展開」。「わずかに抜け出す」小池氏と、「急速に追い上げ」る増田氏、「伸び悩んで」いる鳥越氏と報じた。

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