緊迫の朝鮮半島に舞う「白鳥の湖」 韓国軍の奥の手はクラシックバレエ

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   「アン・ドゥ・トロワ、アン・ドゥ・トロワ」――。朝鮮半島南北境界線に近い非武装地帯で警備の任にあたる韓国軍兵士は激しい緊張状態を強いられているが、訓練にバレエを取り入れ、ストレス解消と筋肉トレーニングの一石二鳥の効果を上げていることが話題になっている。

   2016年7月14日、ロイター通信や共同通信など内外のメディアが報道した。

  • バレエで南北の緊張がとけるといいが(写真はイメージ、本文と関係ありません)
    バレエで南北の緊張がとけるといいが(写真はイメージ、本文と関係ありません)
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トウシューズに履き替え「アン・ドゥ・トロワ」

   ロイター通信によると、昨年から週に1回、ソウルの国立バレエ団から女性バレリーナを呼び、訓練にクラシックバレエを取り入れている。兵士らは軍靴を脱ぎ、トウシューズに履き替える。ポジションなどの基本動作はすでに終了、「白鳥の湖」の舞台練習に入っている。ロイター通信の取材に対し、ある中佐は「バレエには体力が必要です。筋肉の増強や柔軟性の向上、正しい姿勢の身に着け方に大いに効果があります」と語る。また、兵役2年目の軍曹は「最前線に配属されて以来、緊張の連続でしたが、バレエを通して冷静になり、同僚と仲良くできました。退役後もバレエは続けます」と話す。

   指導にあたる国立バレエ団のリ・ヒンジュさんは「最初は力になれるか不安でしたが、兵士の方々に笑顔が増え、楽しむようになってくれました。私もここに来ることに価値を感じています」と語っている。

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