氷水で冷やしたタオルや保冷剤で体を包んであげよう
日本の獣医のウェブサイトを見ると、「犬は人間より熱中症にかかりやすい。汗腺は肉球にしかなく、人間のように汗をかくことができません。ハアハアと口で呼吸することでしか体温を下げることができないため、熱がこもりやすく、突然、呼吸困難を起こしたり、意識を失ったりします」と指摘する。
そして、次のような注意点をあげている。
(1)よだれを流したり、ふらついたりしたら、とにかく体を冷やすこと。木陰や冷房の効いた室内など涼しい場所に移す。
(2)氷水で冷やしたタオルや保冷剤で体を包むか、氷水を張ったタライや浴槽に体を浸ける。首の付け根や腋の下を冷やすと効果的。意識がある場合は十分に水分をとらせる。
(3)症状が重い場合は車の冷房を十分に効かせ、一刻も早く動物病院に運ぶ。
(4)ふだんから炎天下での散歩や激しい運動は控える。家の中では十分に冷房を効かせる。また、「窓を少し開けたから」「曇りの日だから」と車の中に置き去りにするのは厳禁だ。